自律神経には一日の朝昼夕で周期的に変化するリズムがありますが、一年を通して
考えてみると、季節によっても変化があります。
冬は気温が低く寒いので、体温を逃さないように血管が収縮し血圧なども上がります。
交感神経が活発に働いている状態です。また体温を維持するために、体内ではどんどん
燃焼してエネルギーを生み出しています。
反対に夏は気温が高くなるので、副交感神経が優位になります。気温と体温の差も
小さくなり、熱をたくさん作らなくても良くなるので、カラダにとって冬ほどカロリー
は必要なくなります。
しかし現代では、夏はどこに行ってもエアコンで冷やされていて、夏こそ冷えに
気をつけなくてはなりません。また氷入りの飲み物やアイスなども美味しく感じ、
ついつい冷たい飲食物を摂ってしまいがちです。
カラダが寒さを感じると交感神経優位になり、冬のような状態になってしまいます。
本来、夏は副交感神経優位で、免疫力も高いので、冬に傷ついたカラダの修復をする
季節です。カラダの外側も内側も冷やしすぎには気をつけましょう!
漢方養生アドバイザー® 吉澤茜