「スタミナメニューで暑い夏を乗り切ろう!」
「モリモリ食べて夏バテ予防!」
「暑いときこそしっかり食べてスタミナをつけよう!」
夏になると、このような謳い文句で、焼肉などのガッツリ系のメニューを紹介している
宣伝や記事をよく見かけますが、果たして本当でしょうか??
まず、暑くなると食欲が落ちるのは、人間のカラダの反応として普通のことです。
気温が高ければ、カラダにとってカロリー(熱量)はそれほど必要なくなるので、
食べる必要がない、つまり食欲は落ちます。
ですので、食欲がないところに無理してスタミナ料理を食べるのは、カラダにとって
不自然ですし、食べる必要はないのです。
焼肉や味の濃いもの、こってりしたもの、辛いものなどを食べると、カラダが
暑くなり、喉も渇きます。
すると冷たいビールなどの飲み物がより美味しく感じ、ついガブガブ飲んでしまいます。
さらにエアコンの温度も下げて、カラダの外側からも冷やしてしまうことになります。
これを繰り返していれば当然胃腸は疲れて弱ってきますし、夏バテへと繋がりますね。
ときにはスタミナ料理もいいですが、カラダも胃腸も元気なときに、たまに食べる、
程度にしましょう。
漢方養生アドバイザー® 吉澤茜