冬は気温が低く寒いので、交感神経が優位になり、体温を維持するために食べた物や
カラダに蓄えているものをどんどん燃やしてエネルギーを生み出しています。
また体内での燃焼に加え、冬は空気も乾燥していますので、さらにカラダの潤いも
失われがちです。
燃焼=酸化。カラダの酸化は…つまり「老化」です。
老化なんて言われるとドキッとしてしまいますね(笑)。
このように、冬は寒さと乾燥でカラダが傷つきやすい季節です。
しかし夏は、気温も湿度も高いので、副交感神経優位になり、カラダは酸化しにくく
なります。
そして副交感神経が優位だと免疫力も高い(リンパ球がたくさん出ている)状態なので、
冬に傷ついた細胞を修復したり、ガン細胞やウィルスを排除したりする働きが高くなり
ます。
逆に冬は免疫力が下がります。
風邪やインフルエンザなども夏より冬のほうが流行しますよね。
このカラダの仕組みを知ると、日本の蒸し暑い夏も少し感じ方が変わってきませんか?
「あ~、今カラダが修復されているんだなぁ」と思うと、この暑さもありがたく感じる
かもしれません(笑)。
ぜひ、カラダのメンテナンスをしながら、夏を楽しみましょう!
漢方養生アドバイザー® 吉澤茜